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自閉症

  • 2022年6月3日

お子様が抵抗感のある課題に挑戦させるー簡単な課題のあと難しい課題を入れる(行動モメンタムを意識した)課題設計(ABA自閉症療育テクニック5)

ABA自閉症療育ではお子様にさまざまな課題を行ってもらうのですが、お子様が行う課題は、 ・ 既にできるようになっている課題 と ・ 今練習している挑戦中の課題 に分けて考えることができると思います。 「既にできる簡単な課題」と「今挑戦している難しい課題」についての取り組み方について、 例えばブログ内では今まで「PRT:Pivotal Response Treatment(機軸行動発達支援法)」とい […]

  • 2022年4月15日

行動のあとを観察し解決する方法と「医学モデル」(ABA:応用行動分析コラム32)

生活をしていて「あなたがそのように行動した理由は?」と聞かれたとき、「お腹が減っていたから」、「イライラしたから」、「体調が悪かった」など、行動を起こす前の事象に焦点を当てて説明することが多いと思います。 でも本当に行動した理由はそれで正しいのでしょうか? 例えば「お腹が減っていたから」という理由で「ラーメン屋さん(名前をEn麺ラーメンとしましょう)に入ってラーメンを注文し食べた」とします。 あな […]

  • 2022年4月1日

身体をくすぐるときのコツ、ABA自閉症療育、身体強化のポイント(ABA自閉症療育テクニック3)

なぜなら強化子はお子様の行動のあとに伴わせることで、そのお子様の行動を増加させていってくれるからで、ABA自閉症療育の核となる考え方となります。 物凄く平たく言えば、行動をしたあとにお子様にとって「良いこと」があれば、その前の行動が増えて行くよね、 ということなのですが、私はよくお子様の身体をくすぐることを使用するので今回はそのようなときのポイントをお伝えしていきましょう。 ちなみに実際はお子様に […]

  • 2022年3月18日

言葉を話さない人がモノを知っていることをどう証明する?(ABA自閉症療育での行動の見方16)

本ブログページで扱っている自閉症児で無発語と言われる言葉を話さないお子様にあなたは出会ったことがあるでしょうか? 自閉症は言葉の遅れはあると言われるものの、自閉症の診断基準には「言葉を話さないこと」は定義されていません。 例えばWHOは最新のICD-11において自閉症を、 自閉症スペクトラムは社会的相互作用や社会的コミュニケーションを開始・維持する能力に持続的な障がいがあり、年齢や社会文化的背景か […]

  • 2022年2月4日

(ABA自閉症療育の基礎96)自閉症児の言葉、複音音声模倣の方法ー単語を明瞭に綺麗に話す

本ブログページでは本章前回のブログページに引き続き自閉症児に言葉を教えるときに使えるABA自閉症療育のプログラム「音声模倣」についての手続きとポイントを書いて行きます。 本章前回のブログページでは「単音」の音声模倣にフォーカスして音声模倣の方法に触れてきました。 (ABA自閉症療育の基礎95)自閉症児の言葉・発声を促すプログラム「音声模倣」、綺麗な発音はどう教える?構音の仕方(https://en […]

  • 2022年1月28日

最近私が眼鏡をかける理由、お子様が眼鏡やイヤーマフを付けるためには?(ABA:応用行動分析コラム28)

私は現在30代半ば、ずっと裸眼で過ごしてきました。 しかし今年ふとしたことが理由で眼鏡を作ることとなったのですが、眼鏡を作ってからの生活の変化(眼鏡をつける頻度の増加)についてABAの観点から何で私自身が眼鏡をかける行動がどんどんと増えていったのかを考察します。 ちなみに現在の状況は眼鏡をつけなくとも生活できるくらいに裸眼視力は保っており、PC作業をするときなどに眼鏡なしでも作業できるものの、眼鏡 […]

  • 2022年1月14日

その結果は強化子として機能しているか?(ABA自閉症療育テクニック1)

新章です! その名は「ABA自閉症療育テクニック」!! これまでブログ内でABA自閉症療育のエビデンス、ABA自閉症療育の基礎として強化や消去、罰、確立操作などのオペラント条件付けの原理からレスポンデント条件付けなど、他にABAでの行動の見方や自閉症について、そして教材、ABAのコラム、 そういった章を作成してきましたが本性は「ABA自閉症療育テクニック」と題しまして、 実際にABA自閉症療育を行 […]

  • 2022年1月7日

「できない」理由はどんな可能性があり、どうアセスメントするか?(ABA自閉症療育での行動の見方15)

本ブログページで「できない」理由にはどんな可能性があり、どうアセスメントするかということについて書いて行きましょう。 例えばお子様に「りんご」を見せて「これ何?」と聞いたとしましょう。 イラストのようにお子様から「りんごだよ」などと返ってくれば、お子様が「りんごの名称」を知っている確率が高いことの証明になります。 「知っている確率が高い」という書き方をしたのは、例えばお子様にりんごを見せて名前を尋 […]

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