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療育

  • 2022年3月11日

発達障がいや自閉症者が不適切に人からの注目を集めることに理解を示す(ABA:応用行動分析コラム30)

このタイトルでブログを書こうと思ったのは、写真の本で書かれていたある文章を見つけたからでした。 上の写真の本の中でご紹介したいなと思う文章があったため、ブログに書きたいと思ってパソコンを開いています。 日本で邦訳され出版されたのは2021年、Mary Lynch Barbera (2007) です。 Mary Lynch Barbera (2007)の本に以下のような内容がありました。 「誰もが強 […]

  • 2022年2月25日

ABA自閉症療育で使ういろいろなマッチング課題とコツ(ABA自閉症療育テクニック2)

ABA自閉症療育では絵カードを使用して療育を行うことが多いです。 例えばWindowsでもMacでも良いのでワープロソフトを開いて4つの四角に区切りイラストを挿し入れ印刷します。 ↑↑上のような感じでイラストを印刷してハサミで切ってラミネートし、教材として使用するのです。 ※ 上のイラストは「https://en-tomo.com/2021/12/24/teaching-materials-ani […]

  • 2022年2月4日

(ABA自閉症療育の基礎96)自閉症児の言葉、複音音声模倣の方法ー単語を明瞭に綺麗に話す

本ブログページでは本章前回のブログページに引き続き自閉症児に言葉を教えるときに使えるABA自閉症療育のプログラム「音声模倣」についての手続きとポイントを書いて行きます。 本章前回のブログページでは「単音」の音声模倣にフォーカスして音声模倣の方法に触れてきました。 (ABA自閉症療育の基礎95)自閉症児の言葉・発声を促すプログラム「音声模倣」、綺麗な発音はどう教える?構音の仕方(https://en […]

  • 2022年1月28日

最近私が眼鏡をかける理由、お子様が眼鏡やイヤーマフを付けるためには?(ABA:応用行動分析コラム28)

私は現在30代半ば、ずっと裸眼で過ごしてきました。 しかし今年ふとしたことが理由で眼鏡を作ることとなったのですが、眼鏡を作ってからの生活の変化(眼鏡をつける頻度の増加)についてABAの観点から何で私自身が眼鏡をかける行動がどんどんと増えていったのかを考察します。 ちなみに現在の状況は眼鏡をつけなくとも生活できるくらいに裸眼視力は保っており、PC作業をするときなどに眼鏡なしでも作業できるものの、眼鏡 […]

  • 2022年1月14日

その結果は強化子として機能しているか?(ABA自閉症療育テクニック1)

新章です! その名は「ABA自閉症療育テクニック」!! これまでブログ内でABA自閉症療育のエビデンス、ABA自閉症療育の基礎として強化や消去、罰、確立操作などのオペラント条件付けの原理からレスポンデント条件付けなど、他にABAでの行動の見方や自閉症について、そして教材、ABAのコラム、 そういった章を作成してきましたが本性は「ABA自閉症療育テクニック」と題しまして、 実際にABA自閉症療育を行 […]

  • 2022年1月7日

「できない」理由はどんな可能性があり、どうアセスメントするか?(ABA自閉症療育での行動の見方15)

本ブログページで「できない」理由にはどんな可能性があり、どうアセスメントするかということについて書いて行きましょう。 例えばお子様に「りんご」を見せて「これ何?」と聞いたとしましょう。 イラストのようにお子様から「りんごだよ」などと返ってくれば、お子様が「りんごの名称」を知っている確率が高いことの証明になります。 「知っている確率が高い」という書き方をしたのは、例えばお子様にりんごを見せて名前を尋 […]

  • 2021年12月17日

「不適切な行動」「適切な行動」とはABA自閉症療育においてどういう意味か?(ABA:応用行動分析コラム25)

ABA自閉症療育は究極的に言えばお子様の「不適切な行動を減らし、適切な行動を増やして行く」ことを目的とする、といっても過言ではありません。 例えばABA、日本語で言えば「応用行動分析」ですがABAは行動療法の1つであると捉えることが可能です(参考 山上 敏子, 2007)。 ABAも行動療法も心理学の一分野ですが、例えば小野 昌彦・奥田 健次・柘植 雅義 (2007) は行動療法について、 心理学 […]

  • 2021年12月10日

測定する行動はどう観察し定義すれば良いか?(ABA自閉症療育での行動の見方14)

本章最近のブログページでは行動測定の心構えや少し期間を観察してから判断すること、クレバーハンスなどをご紹介していきました。 私たちは行動を観察し測定することでお子様の状態を把握し、支援(介入)方略を考え、そしてその支援を続けるかどうかについてもその後の行動観察、測定によって判断する、 というスタンスを私は推しているのですが、では測定する行動はどのように定義すれば測定しやすくなるでしょうか? 今回は […]

  • 2021年12月3日

お子様への不適切な関わりを「クレバーハンス」から学ぶ(ABA自閉症療育での行動の見方13)

皆様は「クレバーハンス」を知っているでしょうか? 心理学を専攻した人でも知っている人は少ないのじゃないかなと思うこのキーワード。 クレバーは英語で「賢い」の意味で、ハンスは「馬の名前」です。 この「クレバーハンス」がABA自閉症療育にどのような影響を与えるのでしょうか? 個人的に思うのはクレバーハンス効果について知らないでいると「今やっている療育の効果がほとんどなくなってしまう」と言っても過言では […]

  • 2021年11月19日

お子様の成長データの見方「外れ値」について(ABA自閉症療育での行動の見方12)

本ブログページではABA自閉症療育を行なって行く上で出てくる「外れ値(はずれち):outliers」について書いていきます。 参考書に出てこないのはもしかしたら私が言葉を覚え間違えているのかもしれませんが、私自身は本ブログページで書いている内容について「外れ値」として捉えて日々の療育に生かしています。 本章「ABA自閉症療育での行動の見方」ではお子様の「行動をどう見て行くか?」ということについて主 […]