(ABA自閉症療育の基礎106)レスポンデント条件付けをオペラント条件付けの「弁別刺激」と「確立操作」の枠組みで考察する

本ブログページではオペラント条件付けの枠組みにおいてレスポンデント条件付けがどのように作用するのかについて考えていきたいと思います。

本ブログページではオペラント条件付けとレスポンデント条件付けを扱っていくのですが、

例えばNiklas Törneke (2009)行動分析学(ABAのこと)のための2つの基本原理は、オペラント条件付けとレスポンデント条件付けであると述べました。


Enせんせい

オペラント条件付けとレスポンデント条件付けは別の学習を説明した理論です

ブログ内でもオペラント条件付けとレスポンデント条件付けの条件付けがどのように生じるか過去に扱ったページもあります


本ブログページではオペラント条件付けとレスポンデント条件付けの条件付けがどのように生じるのかについては割愛をいたしますが、

オペラント条件付けとレスポンデント条件付けはそれぞれ私たちの生きている世界の中でお互いに作用して働いているはずです。

オペラント条件付けもレスポンデント条件付けもそれらが展開される世界は別々の世界ではなく、私たちが生きている現実世界、同じ世界の中で生じている現象をそれぞれが扱っている、ということになるでしょう。


同じ世界

オペラント条件付けでは「行動のあと」の結果が行動に影響を与えます。

「行動のあと」の結果が行動を増やした場合は「強化」と呼ばれますし、減らした場合は「罰」や「消去」と呼ばれる条件付け作用が生じているでしょう。


対して、


レスポンデント条件付けでは「行動の前」の結果が行動や反応に影響を与えます。

レスポンデント条件付けで反応や行動を強めるとき「条件性興奮」と呼ばれる条件付けが成立するのですが、これは「US(無条件刺激)と中性刺激の対提示」によって生じます。

※ 本ブログでは「条件性興奮」のことをこれまで「レスポンデント強化」と呼んできました


Enせんせい

「USと中性刺激の対提示」と書かれると難しいと思うので簡単な例を出しましょう


例えばあなたは普段、横断歩道を渡りますね?

今日も普通に横断歩道を渡っていました。

横断歩道はこのとき、特に恐怖や嫌悪感を感じる場所(刺激)ではありません。

この時点で「横断歩道」は特に恐怖や嫌悪感を感じることのない「中性刺激」です。


横断歩道を渡っているとあるとき車に当てられることがありました。

このとき痛みは当然感じますし、また恐怖も感じると思います。

車に当たることは「死」も連想させるでしょうし、このことが自然に(無条件に)ヒトに恐怖の印象を与えることを想像することはそんなに理解は難しくないでしょう?

このように特に過去に学習されたことがないけれど自然に(無条件に)ヒトに恐怖などの印象を与える刺激(出来事など)が「US」です。

そしてこのとき引き起こされた恐怖という反応は「無条件反応(UR)」と呼ばれます。


車に当たった出来事(US)と、横断歩道(中性刺激)がこのとき「対提示」されました。

すると今まで「中性刺激」であった「横断歩道」がこれまで特に恐怖や嫌悪感を感じる場所(刺激)ではなかったのに、恐怖という反応を引き起こす様になる。

※ 恐怖や嫌悪感を引き起こさない中性刺激であった「横断歩道」が中性刺激からへと変化した場合それを「条件刺激(CS)」と呼び、横断歩道(CS)によって引き起こされる反応(恐怖や嫌悪感)を「条件反応(CR)」と呼ぶ

これがレスポンデント条件付けの「条件性興奮」の手続きです。


詳しくは「(ABA自閉症療育の基礎6)レスポンデント条件付けの原理2(https://en-tomo.com/2020/07/19/responsive-conditioning-base2/)」をご参照ください

さて、ではレスポンデント条件付けでは「行動の前」の結果が行動や反応に影響を与えるとはどういったことでしょうか?

私の経験上、レスポンデント条件付けが臨床的に問題となる場合ですが、賦活される恐怖や不安や嫌悪感によって普段できていた行動に制限がかかり、今まで通りの行動ができないという困り感を発生させることになります。

そして恐怖や不安や嫌悪感の賦活によって行動に制限がかかる、行動ができない、というのは「行動の前」について影響を与えていることになりますね?


Enせんせい

そのため私はレスポンデント条件付けは「行動の前」の結果が行動や反応に影響を与えると考えています


さて、レスポンデント条件付けが行動の前に影響を与えるとすれば、次にオペラント条件付けに戻って考えてみましょう。

以下のオペラント条件付けを考えるときの枠組み「三項随伴性(さんこうずいはんせい)」のイラストをご覧ください。


オペラント条件付けの枠組み「三項随伴性」イラスト

「随伴性(ずいはんせい)」とは何を意味する言葉でしょうか?

日本行動分析学会 (2019) によれば行動分析学(ABA)において随伴性は先行事象、反応、後続事象という3項の時間的な順序関係を意味しています。

「時間的順序」とは上のイラストを見てもらって「A(Antecedent)」「B(Behavior)」「C:(Consequence)」の時間的な順序です。


時間的に「A」「B」「C」の順番で物事が生じたとき「B:行動」の増減に影響を与えるのは「C」の結果の部分となります。

これは「行動のあと」ですね。


そしてオペラント条件付けの「三項随伴性」において「A」の部分つまり「行動の前」には、

「SD(Discrimination stimulus):弁別刺激」

「EO(Establish operation):確立操作」

の記載があります。


「SD:弁別刺激」は行動に対して直接的なきっかけを与える刺激で「EO:確立操作」は強化子の価値に影響を与える刺激です。


Enせんせい

簡単に言えば、目の前にラーメン屋さんがあったとしましょう


これはラーメン屋さんに入る行動の直接的なきっかけとなります。

ラーメン屋さんが無ければ「ラーメン屋さんに入る」という行動を引き起こすことはできないので、目の前のラーメン屋さんは「ラーメン屋さんに入る」という行動のきっかけ、つまり「SD:弁別刺激」です。

ただ私たちは行動を引き起こす直接的なきっかけ「SD:弁別刺激」があるとき、いつも行動を起こすかと言えばそうではありません。


例えば「既に満腹である」場合などは目の前にラーメン屋さんがあってもラーメン屋さんに入るという行動を引き起こさないでしょう?

空腹だったり、久しくラーメンを食べていなかったなど、直接のきっかけに併せて「条件」が整っていないと実は行動は生起しません。

空腹だったり、久しくラーメンを食べていなかったなどの「条件」が整っていると、「ラーメン屋さんに入る(ラーメンを食べる)」という行動の結果の価値は上昇し、その結果(この場合は強化子)を求めて、「SD:弁別刺激」の下で行動が生起します。

この「条件」が「EO:確立操作」です。


さて上でご紹介したイラストには「A」の部分には「SD:弁別刺激」「EO:確立操作」の記載こそあるものの本ブログページのテーマの1つである「レスポンデント条件付け」というものの記載はありません。

上でご紹介したイラストに加筆したものですが、下でご紹介するイラストの部分に「レスポンデント条件付け」の記載はありませんね。


上でご紹介した「三項随伴性」のイラストに加筆したもの

と、いうことは「レスポンデント条件付け」で条件付けられた作用はオペラント条件付けの枠組みで考えるとき「SD:弁別刺激」と「EO:確立操作」のどちらか、もしくは両方に影響を与えると考え枠組みを整理して行くと良いと思います。

今回は両方に影響を与えると考え枠組みを整理して行くという趣旨で書いて行きましょう。


前置きが長くなってしまいましたが本ブログページでは、

「レスポンデント条件付け」で条件付けられた作用をオペラント条件付けの枠組み「SD:弁別刺激」と「EO:確立操作」で考えるとき、どういった考え方ができるのかについて考察していきます。



レスポンデント条件付けをオペラント条件付けの「SD:弁別刺激」と「EO:確立操作」の枠組みで考察する

「US(無条件刺激)と中性刺激の対提示」によってそれまで意味を持たなかった中性刺激が、USによって引き起こされる反応や行動と似た反応(CR)を引き起こすように変化する(中性刺激がCSに変化する)ことがレスポンデント条件付けの「条件性興奮」であると上で述べました。

そしてレスポンデント条件付けは「行動の前に影響を与える」とも書きました。


ABA(というか行動療法)の古典的な研究に1920年の「アルバート坊や」の研究があります(John B. Watson・Rosalie Rayner, 1920)

アルバート坊やの研究は心理学の一般的な教科書にも載っている有名な研究です。

本ブログでも「(ABA自閉症療育の基礎7)恐怖条件付けーアルバート坊や・レスポンデント条件付け(https://en-tomo.com/2020/07/20/fear-conditioning-classical-study/)」でご紹介しました。


「(ABA自閉症療育の基礎7)恐怖条件付けーアルバート坊や・レスポンデント条件付け」のサムネイル

John B. Watson他 (1920) は研究で生後11ヶ月のアルバートという名前の子どもに対し「恐怖」を条件付ける実験を行ないました。

現在では倫理的に行うことは難しいこの実験では実験前に白ネズミ(中性刺激)を見ても特に何のリアクションも起こさなかったアルバートくんに対して、

白ネズミ(中性刺激)を見せたその後、ハンマーで大きい音(恐怖を誘発するUS)を鳴らすことを続けました。


上で論文の紹介ページを載せているので興味のある人は見てもらいたいのですが、1回の白ネズミ(中性刺激)とハンマーの大きな音(恐怖を誘発するUS)によって条件付けが成立したわけではないようです。

また1日で条件付いたわけでもありません。

しかし実験を進めると(論文によると最初に白ネズミとハンマーの音を対提示した1週間後)に、とうとうアルバートくんは白ネズミを見るだけで泣くようになってしまいました。


そして研究ではアルバートくんが白ネズミを見て泣いた5日後にアルバートが遊んでいる途中に白ネズミを見せます。

この時アルバートは身体を背けたり、転倒し四つんばいになって立ち上がりできるだけ早く逃げるようになっていました。

アルバートくんが「白ネズミ」を見たときの行動に変化が生じているのです。


この結果に対してJohn B. Watson他 (1920) は論文内で、

もともと「恐怖」を引き起こさなかった「中性刺激」が「US」との対提示を繰り返すことで「CS」の機能を持つようになり、「CS:白ネズミ」が「CR:恐怖」を引き起こすようになったと述べています。


John B. Watson・Rosalie Rayner (1920) の実験

Enせんせい

さてこの現象をオペラント条件付けの枠組みで考えるとどうなるでしょうか?


もともと「白ネズミ」は何かの反応や行動を引き起こすことの無い「中性刺激」でした。

そうであるとすればオペラント条件付けの枠組みで考えたときもともと「白ネズミ」は「何かの行動を引き起こす直接的な弁別刺激」でも「強化子の価値を変える確立操作」でもありません。

このとき白ネズミは例えば「泣く」、「身体を背ける」、「転倒し四つんばいになって立ち上がりできるだけ早く逃げる」という行動を引き起こす刺激ではなかったということです。

しかしレスポンデント条件付けにて恐怖を条件付けられたことから、アルバートくんにとって白ネズミという刺激が変化しました。


白ネズミを見たときアルバートくんは「泣く」、「身体を背ける」、「転倒し四つんばいになって立ち上がりできるだけ早く逃げる」という行動を引き起こしたわけですので、

白ネズミはこのとき、アルバートくんにとってそれらの行動を引き起こす「SD:弁別刺激」の機能を有したと言えるでしょう。


John B. Watson他 (1920) の研究内では言及されていないのですがアルバートくんに今後、以下の様な手続きを行ったらどのように変化することが予測されるか考えてみましょう。

白ネズミは見せるけれど、ハンマーで大きな音は鳴らさない

このことを何度も何度も続けると、必ずとは言えないかもしれませんが理論上はアルバートくんは白ネズミに対してだんだんと恐怖反応を示さなくなって行く可能性があります。


白ネズミはレスポンデント条件付けによって学習された恐怖を誘発する刺激(CS)でした。

実はレスポンデント条件付けで学習されたことを弱める手続きは「CSのみを単独で提示する」ことです(参考 小野 浩一, 2005)

※ この手続きのことをレスポンデント消去と呼びます

恐怖の到来を予測した「白ネズミ」ですが、「白ネズミ」が出現しても恐怖(大きな音)は生じなかったということが何度も何度も続けば(レスポンデント消去手続き:CSの単独提示)徐々に成立した学習が弱まっていきます。


Enせんせい

少しだけ余談ですが、「弱まる」とは「忘れる」ではないことには注意が必要です


消去手続きは覚えた(学習したことを)忘れさせるわけではない

例えば三田村 仰 (2017)現在の学習理論ではレスポンデント消去の手続きによっていったん行われた条件付けの手続きが「なかったことになる」わけではないことが強調されていると述べています。

恐怖の到来を予測する「白ネズミ」が出現しても恐怖(大きな音)は生じなかったということが何度も何度も続く、このことで学習されることは「白ネズミはUSの到来を予測しない」という再学習です。

だから私たちは誰かに恐怖感や嫌悪感や不安感を与えたとき、それをなかったことにすることはできません。

これは怖いことですが知っておいてください。

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少し本題からずれましたが「CSのみを単独で提示する」というレスポンデント消去を行なって行ったとき、アルバートくんの行動にどのような変化が生じる可能性があるでしょうか?


予測としては、


・ 泣く強さが弱まって行く(例えば大きな声を出して泣いていたのがシクシクと泣く程度になる)

・ 身体を背ける強さが弱まって行く(例えば完全に後ろを向いていたのが、少し後退りをする程度になるなど)

・ 転倒し四つんばいになって立ち上がりできるだけ早く逃げる強さが弱まって行く(そこまですぐに急いで逃げなくとも、少し時間に余裕を持って静かに距離を置くようになるなど)


が考えられるでしょう。


上の様な変化は「恐怖」が低減したときに予測される行動変化です。

これはレスポンデント条件付けのレスポンデント消去手続き、「CSのみを単独で提示する」によって予測される変化となります。

「恐怖」の度合いが低減されたための行動変化です。


Enせんせい

オペラント条件付けの話に戻りましょう


アルバートくんが白ネズミを見て恐怖し泣いたりその場から離れる行動を取る、このときそのような行動の強化子はいったい何だったのでしょうか?


一番可能性の高い回答は「恐怖を無くす、もしくは低減すること」です。

このような行動の前にある「何かの刺激」の消失・低減のために行う行動を「負の強化行動」と呼びます。

オペラント条件付けで行動を増加させる強化子には「正の強化子」と「負の強化子」があるのですが、この場合は「負の強化子」を取りに行った行動、つまり「負の強化行動」です。


もしレスポンデント消去の過程で「負の強化行動」の強度が変化し、上のオレンジで書いたような行動変化があったとすれば、

確かに「白ネズミ」という「SD:弁別刺激」で泣いたり逃げる行動を取っていることは変わらないものの、強度が変化している(以前ほど一生懸命に負の強化子を取りに行っていない)ことから、「EO:確立操作」が作用していることがうかがえます。


Enせんせい

またレスポンデント条件付けの条件付け初期は逆のことが生じていました


最初は白ネズミは軽い恐怖を感じる程度だった、つまりそこまで泣いたり逃げたりしなかった(このとき確立操作は弱いと表現しましょう)が、何度も白ネズミと大きな音が対提示される中(レスポンデント条件付け)で弱かった確立操作が徐々に強まって行った。

「SD:弁別刺激」の白ネズミはずっと変わらず白ネズミのままですが、「EO:確立操作」の度合いはレスポンデント条件付けの過程で変化する。


オペラント条件付けとレスポンデント条件付けについてこのような形で整理をするとABAへの理解が更に深まるのではないかと思いました。


結論としては、

レスポンデント条件付けによってオペラント条件付けの枠組みの「SD:弁別刺激」としての機能を今まで意味のなかった刺激(中性刺激)が持つようになるし、またレスポンデント条件付けの強度によってそれは「EO:確立操作」としても作用する。

私はそのように理解し、ABA自閉症療育の実践を行っています。


「そーなのぉ?」


さいごに

Jon Baily・Mary Burch (2006) の推測によれば日常生活において私たちはオペラント行動とレスポンデント行動を20対1くらいの割合で使用しているようです。

Jon Baily他 (2006) はそのように述べているのですが、確かに私たちが生活の中で行動するとき私もオペラント条件付けによる行動、オペラント行動を主に使っているのだろうなと思います。


今回オペラント条件付けの枠組みにレスポンデント条件付けの理論を組み込んで考察してみたのですが、いかがだったでしょうか?


個人的には大人に対しての臨床と比較してABA自閉症療育ではお子様を対象としていることがほとんどであることからだと思うのですが、その参考書だけを読んでいてもオペラント条件付けに対しての知識についてがほとんどであるという印象を持っています。

そのためABA自閉症療育だけを行っていると本ブログでご紹介したレスポンデント条件付けについての知識はあまり入ってこないかもしれません。

ただあなたのお子様が恐怖、不安、嫌悪感、例えば「引っ込み思案」や「こだわり」、「偏食」、「恐怖」などの問題を抱えていた場合、レスポンデント条件付けの知識は役に立つでしょう。

特にそれらを「何とかしたい」と思ったときはエクスポージャーは役にたつ介入技法です。

エクスポージャーを扱うときにはレスポンデント条件付けの知識もあった方が上手くできると思います。

上手くやればですが、恐怖、不安、嫌悪感などを低減することができる介入技法です。

エクスポージャーについても本ブログ内で手続きも含め何度も紹介をしてきたので気になる人は検索窓から「エクスポージャー」と検索してみてください。


本ブログページではレスポンデント条件付けをオペラント条件付けの「弁別刺激」と「確立操作」の枠組みで考察することを試みてみました。

あまり私はレスポンデント条件付けをオペラント条件付けの「弁別刺激」と「確立操作」の枠組みで説明している書籍を見たことがありません。

そのため個人的な考察の面が強くなってしまいましたが、今回の内容、自分ではしっくり来ているのですがもし「それは違うよ」と知っている人がいたらTwitterからご連絡いただけると幸いです。



【参考文献】

・ Jon Baily・Mary Burch (2006) How to Think Like a behavior Analyst : Understanding the Science That Can Change Your Life 【邦訳: 澤 幸祐・松見純子 (2016) 行動分析的 ”思考法” 入門ー生活に変化をもたらす科学のススメー】 岩崎学術出版社

・ John B. Watson and Rosalie Rayner (1920) Journal of Experimental Psychology, 3(1), 1-14. Classics in the History of Psychology — Watson & Rayner (1920),  http://pages.ucsd.edu/~sanagnos/watson1920.pdf

・ 三田村 仰 (2017) はじめてまなぶ行動療法 金剛出版

・ Niklas Törneke (2009) Learning RFT An Introduction to Relational Frame Theory and Its Clinical Application 【邦訳 監修:山本 淳一 監訳:武藤 崇・熊野 宏昭 (2013) 関係フレーム理論(RFT)をまなぶ 言語行動理論・ACT入門 星和書店

・ 日本行動分析学会 (2019) 行動分析学辞典 丸善出版

・ 小野 浩一(2005) 行動の基礎 豊かな人間理解のために 培風館