文脈を織り込んで相手の気持ちを推論し行動する:吹き出し有(ABA自閉症療育プリント)

  • 2024年3月1日
  • 2024年3月1日
  • 教材

ABA自閉症療育ではプリント教材を使用することがあります。

本ブログはABA自閉症療育を家庭で行うことを推奨しているブログです。


本章「ABA自閉症療育教材」ではPDFでデータを入れていますので、好きなようにダウンロードしてもらってABA自閉症療育に使用してくださって大丈夫です。

放課後等デイサービスや児童発達支援事業などの事業でも自由に使用してくださって構いません。

商用利用で販売する場合にはご連絡ください。

Twitterからご連絡いただけるとありがたいです。


本ブログページのプリントは、

「むしがきらい」のパターンでは『ことわる(例えば「いやだ」など)』、

「むしがすき」のパターンでは『承諾する(例えば「いいよ」など)』、

が正解です。


前提としてのまるくんが「むしがきらい」「むしがすき」という文脈を織り込んで会話の太字空欄部分に何が入るかを考えてもらう課題ですが、文脈を織り込んで相手の気持ちを推論する課題としては難易度は低めだと思います。




↑↑↑で印刷、ダウンロードができます。



上の画像の内容です。

文字が読めるお子様であれば小学校低学年ではプリント課題として、幼児期であれば親御様が読み上げる形で「ここに何が入ると思う」や「まるくんは何て言うだろう?」と聞いてあげてください。


例えば左のプリントですが上段にてまるくんは「ぼくはむしがきらい」と言っています。

これは「前提条件(織り込む文脈)」になるため、「まるくん、むしがきらいなんだって」とか「むしがきらいなまるくんが居ました」というように導入し、

その上で下に以降して「ここには何が入ると思う?」と聞いてあげる、等も良いかもしれません。


また正解できたのち「どうしてそう思うの?」と聞き、

「むしがきらい」のパターンでは「まるくん、むしがきらいだから」など、

「むしがすき」のパターンでは「まるくん、むしがすきだから(まるくん、むしがきらいじゃないから)」など、

答えられれば尚良しです。


次回は難易度を少し高めた「吹き出し」ではなく文章だけのものもご紹介します。