・・・最初に・・・
本ブログタイトル、「DTT、受容課題を家で実践してみようー初めて受容課題をする場合やお子様がまだ言葉をほとんど知らない場合(ABA自閉症療育をやろう4)」です。
「初めて受容課題をする場合やお子様がまだ言葉をほとんど知らない場合」に行うことを想定して本ブログページを書いたため、かなり細かい手続きになっております。
※そのためちょっとしんどいな・・・と思った人は本章次にアップされる、
「DTT、受容課題を家で実践してみようー受容課題を行ったことがある場合やお子様が既にいくつか知っている言葉がある場合(ABA自閉症療育をやろう5)」を参考に初めてみるのも良いと思います(本章の次のページ)
例えば本ブログページでご紹介する「DTTの受容課題」の対象と考えているお子様は初めて受容課題をする場合やお子様がまだ言葉をほとんど知らないお子様を想定しましたが、
言葉を少し知ってそうなお子様は本章の次のページの方法で始めてもらっても大丈夫でしょう!
ただ、本ブログページの内容も知っていて損のない内容かと思いますので、是非どうぞご覧ください!!
・・以下本文です・・
本ブログページでは「DTTの受容課題」を実践して行きます。
本ブログページでは受容課題の例として特定のアイテム(例えば「コップ」や「クツ」)が出てきますが、例として出しているだけです。
そのためもしあなたが実践する際は方法を参考にしていただき、使用するアイテムは変えていただいて構いません。
アイテムは、
・ お子様が日頃に触れ合う頻度の高いもの
・ お子様が好きなもの(興味を持っているもの)
の2点を参考に選択すると良いでしょう。
上の2点のうち、どちらか1つが当てはまっていれば問題ありません
これから2つの方向性について、内容が長くなってしまうため2ページに分けてご紹介します。
2つの方向性、それは、
(1)初めて受容課題をする場合やお子様がまだ言葉をほとんど知らない場合
(2)受容課題を行ったことがある場合やお子様が既にいくつか知っている言葉がある場合
です。
もしどちらかわからない場合は(1)から始めてみると良いでしょう。
(1)を達成したのちは「既に受容課題を行ったことがある」ため、(2)に移行してもらって構いません。
本ブログページでは「(1)初めて受容課題をする場合やお子様がまだ言葉をほとんど知らない場合」の方法をご紹介します。
本ブログページを実践する前に「読みながらやる」ではなく、一度本ブログページを全て読んだのちに実践して欲しいです。
理由ですが最初に方法を書いていますが、方法を書いたあとの後半の方にも大切なポイントを記載しました。
DTTの受容課題にはいろいろな方法があると思いますが、今回は以下O.Ivar Lovaas (2003) のマニュアルを参考に受容課題の方法を見ていきましょう。
O.Ivar Lovaas (2003) は受容課題を「理解性ラベリング」として紹介していますが、本ブログでは受容課題として記載し、ご紹介しいます。
DTTの受容課題ー受容課題を最初に行う場合
O.Ivar Lovaas (2003) を参考に「(1)初めて受容課題をする場合やお子様がまだ言葉をほとんど知らない場合」のステップ1からステップ6をご紹介します。
O.Ivar Lovaas (2003) のマニュアルではかなり丁寧にトライアルを行っていく方法が書かれていました。
例えばO.Ivar Lovaas (2003) のマニュアルではステップ1からステップ9までの9ステップが紹介されています。
本ブログページでは私なりに少し改変した内容で、
ステップ1からステップ7の7つのステップに少し簡略化した内容でご紹介させてください
以下は簡易的に改変した内容ではありますが、それでも連続で達成行うには数が多いでしょう。
2−4トライアルを目処に途中、休憩を挟みながら行ってください。
お子様によっては1−2トライアルで休憩してもらっても構いません。
また同日にステップ7まで行くのではなく、日を分けて行った方が良いでしょう。
日を分けて行う場合は1日目にステップ4までクリアしていたとしたら、2日目のスタートはステップ4(前日の最終レベルと同じところから行う)もしくはステップ3(前日の最終レベルより1つ戻ったところから行う)方が良いと思います。
1日の中でやるにしても「午前中はステップ4まで」、夕方に「ステップ3からステップ6まで」というようにしましょう。
下で書いていますがステップ7については日を空けて行うことをお勧めしておりますので『夕方に「ステップ3からステップ6まで」』と記載しています。
以下、「(1)初めて受容課題をする場合やお子様がまだ言葉をほとんど知らない場合」の受容課題、
普段お子様が使用している「コップ」と「クツ」を例としてご紹介していきましょう。
初めて受容課題をする場合やお子様がまだ言葉をほとんど知らない場合の受容課題のDTT
ステップ1(マストライアル:大量試行)
コップをお子様からおおよそ30センチ離して机の上真ん中に置き、「コップ」と伝えお子様がコップを触ります(指をさすでもコップを持つでも良い)。
連続5回プロンプト無しでできたらステップ2へ進みましょう。
ステップ2(マストライアル:大量試行)
次にクツをお子様からおおよそ30センチ離して机の上真ん中に置き、「クツ」と伝えお子様がクツを触ります。
連続5回プロンプト無しでできたらステップ3へ進みましょう。
ステップ3(マストライアル:大量試行)
コップを机の中央に置き、クツをお子様から遠い机の端に置いて「コップ」と伝えお子様がコップを触ります。
このとき最初はクツをお子様から遠い机の端に置いていますが徐々にコップに近づけて行き、最終的に等位置の場所でできるように練習をしましょう。
このときコップとクツが等位置の場所に来たとき、コップとクツの位置を入れ替える(左右を入れ替える)を可能であれば行い、難しい場合は行わないで大丈夫です。
等位置の場所で連続5回プロンプト無しでできたらステップ4へ進みましょう。
ステップ4(マストライアル:大量試行)
クツを机の中央に置き、コップをお子様から遠い机の端に置いて「クツ」と伝えお子様がクツを触ります。
このとき最初はコップをお子様から遠い机の端に置いていますが徐々にクツに近づけて行き、最終的に等位置の場所でできるように練習をしましょう。
このときコップとクツが等位置の場所に来たとき、コップとクツの位置を入れ替える(左右を入れ替える)を可能であれば行い、難しい場合は行わないで大丈夫です。
等位置の場所で連続5回プロンプト無しでできたらステップ4へ進みましょう。
DTTの受容課題ーステップ5以下の注意点
これからご紹介するブロックローテーション・ランダムローテーションの注意点として、お子様の誤学習を防ぐために基本的にはその日の課題を終了するときや休憩に入るタイミングでは「プロンプト付き正答」や「エラー」ではトライアルを終了せず、
その日の課題を終了するときや休憩に入るタイミングは「プロンプト無し正答」で終了するようにしてください。
また「プロンプト付き正答」や「エラー」が出現した際は2つ以上のアイテムの位置(左中右)は変えず、同じ位置にて「プロンプト無し正答」が出やすいように工夫します。
ステップ5(ブロックローテーション:ブロック試行)
ステップ5ではコップとクツの両方がターゲットとなります。
コップとクツ2つのものの位置が均等な位置に置いてください。
「コップ」と伝えたときはコップを、「クツ」と伝えたときは「クツ」をお子様は交互に触り分ける練習を行います。
このとき、
1試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
2試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
3試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
4試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
5試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
6試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
7試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
8試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
9試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
10試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
11試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
12試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
13試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
14試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
15試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
16試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
17試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
18試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
と「コップ」と「クツ」を切り替える試行数を徐々に減らして行ってください。
「コップ」と伝えてコップを触るトライアルのブロックと、「クツ」と伝えてクツを触るトライアルのブロックを作り、交互に行いましょう。
このとき等位置の場所でコップとクツの位置を入れ替える(左右を入れ替える)は行ってください。
18回中16回プロンプト無しでできたらステップ6へ進みましょう。
またプロンプトを使用して回数が伸びてしまうこともあるでしょう。
※ この件については下の「ブロックローテーションのポイント2」で解説
その場合は全体で90パーセント以上プロンプト無しでできたらステップ6へ進む、ということを目安にしてください。
ブロックローテーションのポイント1
「ステップ5(ブロックローテーション:ブロック試行)」が1番の山場と言っても過言ではありません。
「ステップ5(ブロックローテーション:ブロック試行)」では始めてコップとクツを等位置で取り分ける練習となります。
そしてコップとクツが等位置の場所に来たとき、コップとクツの位置を入れ替える(左右を入れ替える)ことも行うステップです。
もしその日難しそうであれば日を改めても良いでしょう。
また何日も達成できない、ということがあるようであればターゲットを変えてみることも検討してください。
ブロックローテーションのポイント2
ブロックローテーションのポイントとしてもし切り替えのタイミングでお子様が「プロンプト付き正答」や「エラー」を起こした際は、
プロンプトなしでターゲットができるまでトライアルを行い、「プロンプト無し正答」ができたとき切り替えを行うようにしてください。
トライアル数が伸びてしまうことは構いません。
(例)
ターゲットを切り替えて良い例
3試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る(プロンプト無し正答)
4試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る(プロンプト無し正答)
5試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
↑3試行目と4試行目の「コップ」が「プロンプト無し正答」できているため、クツをターゲットとした5試行目に移って良い
ターゲットを切り替えたらダメな例
3試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る(プロンプト無し正答)
4試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る(プロンプト有り正答 or エラー)
5試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
↑4試行目の「コップ」が「プロンプト有り正答 or エラー」のため、クツをターゲットとした5試行目に移ってはならず、5試行目も「コップ」をターゲットとして継続し、コップの「プロンプト無し正答」が出現してから「クツ」のターゲットに移る
ブロックローテーションのポイント3
ブロックローテーションはトライアル数が多いです。
そのため間延びしてしまうことでお子様のモチベーションが低下し上手くいかない場合は、
1試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
2試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
3試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
4試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
5試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
6試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
7試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
8試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
と短縮したものを使用しても良いでしょう。
私は個人的にはこの短縮版を使用してABA自閉症療育を行うことが多いです。
但し、短縮することで難易度が上がってしまう可能性も充分考えられるためどちらが良いのかを吟味し、選択するようにしてください
短縮版を使用する場合のレベルアップ基準は、
8回中7回プロンプト無しでできたらステップ6へ進みましょう。
またプロンプトを使用して回数が伸びてしまうこともあるでしょう。
その場合は全体で90パーセント以上プロンプト無しでできたらステップ6へ進む、ということを目安にしてください。
ステップ6(ランダムローテーション:無作為順序提示)
これまでのブロックローテーションでは順番に規則性がありましたが、ランダムローテーションではできるだけ規則性を無くしてランダムに行うようにしましょう。
例えばコップとクツの場合であれば、
1試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
2試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
3試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
4試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
5試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
6試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
7試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
8試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
9試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
10試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
または、
1試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
2試行目「コップ」と伝えお子様がクツを触る
3試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
4試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
5試行目「クツ」と伝えお子様がコップを触る
6試行目「コップ」と伝えお子様がコップを触る
7試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
8試行目「クツ」と伝えお子様がコップを触る
9試行目「コップ」と伝えお子様がクツを触る
10試行目「クツ」と伝えお子様がクツを触る
と言った感じです。
もし2つで行う場合は上の例のように、
コップ5回、クツ5回でランダムローテーションを組むようにしましょう。
またお子様が「プロンプト付き正答」や「エラー」を起こした際プロンプトなしでターゲットができるまでトライアルを行う都合上、
トライアル数が伸びてしまうことでコップ5回、クツ5回の回数に差が出てしまうことがあると思います
その場合は絶対にコップ5回、クツ5回の回数を合わせなければいけないというわけではないので、
回数を寄せるという感覚で調整いただければ大丈夫です
10回中9回プロンプト無しでできたらステップ7へ進みましょう。
プロンプトを使用して回数が伸びてしまうこともあると思いますが、その場合は全体で90パーセント以上プロンプト無しでできたらステップ7へ進む、ということを目安にしてください。
ステップ7(ランダムローテーション:無作為順序提示)
「ステップ6」と同じです。
「ステップ7」では「ステップ6」と同じことを行います。
但し、
・ 日を跨ぐ
・ 人を変える
・ 日も跨いで人も変える
といういずれかの条件で「ステップ7」を行ってください。
一番下の条件が一番厳しくて可能であれば狙いたいですが難しい場合は大丈夫です。
「ステップ7」が完了したとき、ここで紹介している「コップ」と「クツ」についてはマスターしたと考えるようにしましょう。
マスターしたものはメモしておき、リストにしておくと療育の際、役に立ちます。
ここからがスタート!
ここからどんどんとマスターするものを増やして行きましょう!!
DTTの受容課題で行うプロンプト
さてここまで「プロンプト付き正答」、「エラー」、「プロンプト無し正答」という言葉が出てきていますが、簡単にこれらについても解説します。
「プロンプト付き正答」
ステップ3、ステップ4ではターゲットとターゲットでないアイテムの位置を変え、等位置まで徐々に近づけて行くという方法を取っていました。
このとき、等位置以外にお子様のエラーが生じないようにしていた工夫は「刺激内プロンプト」であり、プロンプトの一種です。
そのため等位置以外で正当した場合は「プロンプト付き正答」と考えましょう。
また等位置にしたとき、例えば「コップ」と言ったにも関わらずクツを触ってしまう、もしくは触りそうになってしまうことがあると思います。
そういったときお子様のエラーを防いだり、正当させるための工夫としての「お子様の手を持ってコップに誘導する」や「コップを叩いて正解を示す」、「コップを指差して正解を示す」、「クツを机の上から取り除いてコップしか触れないようにする」などは「刺激外プロンプト」であり、プロンプトの一種です。
他にもお子様に「コップ」と伝えたものの、全く動き出さないといったこともあり得ます。
もし「コップ」と伝えても5秒お子様が触る動作の動き出しがないのであればお子様の手を持ってコップを触らせても良いでしょう。
そのため以上の対応を行った場合は「プロンプト付き正答」と考えます。
これも「刺激外プロンプト」です。
何回中何回正答したら次のステップへ進むという内容でここまで記載してきましたので、毎トライアルごとに簡単にデータを取って行うことが肝要です。
もし「プロンプト付き正答」があった場合は「p」と記録するようにしましょう。
「エラー」
基本的にエラーは生じさせません。
例えば「コップ」と言ったにも関わらずクツを触ってしまった場合でさえそのあとにお子様の手を取り、コップを触りなおさせて「プロンプト付き正答」(「p」と記録)させます。
プロンプトを付けて「正当」させるので、エラーは生じさせないのですが、
例えばお子様が癇癪を起こしこれ以上課題が続けられない等のイレギュラーも想定されるでしょう。
そういったとき「エラー」を記録末雨のですが、
「エラー」については「ー」と記録します。
「プロンプト無し正答」
「プロンプト付き正答」、「エラー」どちらでもない状況です。
本ブログページの例で言えば、
等位置で且つ支援者が伝えた名前のアイテムをプロンプト無しでお子様が触れた
ということになります。
この場合は「+」と記録するようにしましょう。
受容課題を達成させるための主要素
ブログ内で何度も何度も書いてきましたが、ABA自閉症療育の核は強化子です。
強化子はお子様の行動ののちに提示することで直前のお子様の行動を強めます。
受容課題で言えば、支援者が伝えた言葉に対応したアイテムを選択する(例えば触る)ことが強めたい行動です。
そのためお子様が「プロンプト無し正答」、「プロンプト付き正答」いずれであってもターゲットを選択したのち、即時に強化しましょう。
即時というのは1秒以内を意識してください
もし「プロンプト付き正答」から抜けれない、つまり、プロンプトがなかなか抜けないと言った場合は、自分が「刺激内プロンプト」か「刺激外プロンプト」のどちらを使用しているのかを確認して欲しいです。
「刺激外プロンプト」を使用していた場合は「刺激内プロンプト」を使用するようにしてください。
また既に「刺激内プロンプト」を使用している場合は、例えば等位置に近づけていくまでの間隔をもっと小刻みにするとか、もしくは等位置に近づけるときに同じ位置で2回成功するまでは近づけないなど、工夫をしてみてください。
さいごに
本ブログページは「DTT、受容課題を家で実践してみようー初めて受容課題をする場合やお子様がまだ言葉をほとんど知らない場合」というタイトルで、方法を書いてきました。
冒頭、
(1)初めて受容課題をする場合やお子様がまだ言葉をほとんど知らない場合
(2)受容課題を行ったことがある場合やお子様が既にいくつか知っている言葉がある場合
の2つの方向性からそれぞれの方法を2ページに分けて書いて行くと書きました。
そして今自分がもしどちらかわからない場合は(1)から始めてみると良い、そして(1)を達成したのちは「既に受容課題を行ったことがある」ため、(2)に移行してもらって構いませんとも書きました。
本ブログページは「(1)初めて受容課題をする場合やお子様がまだ言葉をほとんど知らない場合」をご紹介しています。
絶対に本ブログページでご紹介した方法でやらなければいけない、とまでは思っていません。
でもね、但し何かしらの骨組みがあった方が便利でしょう?
ご家庭によって療育に充てられる時間もまちまちですから、状況に応じてステップを飛ばしたり短縮したりして改変してもらって構いません。
本章次のページでは「(2)受容課題を行ったことがある場合やお子様が既にいくつか知っている言葉がある場合」をご紹介します。
<参考文献>
・ O.Ivar Lovaas (2003) TEACHING INDIVIDUALS WITH DEVELOPMENTAL DELAYS 【邦訳: 中野 良顯(2011) 自閉症児の教育マニュアルー決定版・ロヴァス法による行動分析治療 ダイヤモンド社】